小野妹子にとっての華道は、遣隋使以降のお話です。また、華道といっても、華道の元になったというべきものです。
趣味で華道(生け花)を嗜んだというような次元のお話ではありません。
華道家元池坊(いけのぼう)の始祖です。
華道家元池坊も小野妹子も、共にとても知名度が高いのですが、小野妹子が池坊の始祖である事は、以外と知られていません。やはり、
「小野妹子=遣隋使」という印象が、あまりにも強すぎるからでしょうか。
今日、華道(生け花)というと、女性の趣味というイメージが強く、また実際に、生け花をされる方は殆どが女性です。しかし、元々 は男性の趣味として始まり、それが後に、女性にも門戸が開かれたという経緯があります。
京都の六角堂(ろっかくどう)が、生け花の発祥の地です。
小野妹子は、この六角堂の始祖となりました。
正式名は頂法寺(ちょうほうじ)といいます。六角さんと呼ばれ、親しまれています。
西暦587年、聖徳太子により創建されたとされています。
写真:2020.11.15撮影
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